http://d.hatena.ne.jp/mrkn/20081107/boost_1_37_0
11月3日に Boost 1.37.0 がリリースされていました。今回新しく導入された Boost.Proto ライブラリは、Boost.Lambda のような式テンプレートを駆使したライブラリを作るためのフレームワークであるようです。とてもキモカワいいですね。
VC++2008 でフルビルドするために色々と用意しなきゃならないものがあります。
Boost.Graph の GraphML リーダをビルドするために Expat が必要です。bjam に -sEXPAT_INCLUDE と -sEXPAT_LIBPATH で各種パスを指定しましょう。ライブラリ名は expat になっています。
Boost.Iostreams の圧縮ストリームを有効化するためには、bzip2 と zlib が必要です。それぞれ bjam に -sBZIP2_INCLUDE, -sBZIP2_LIBPATH, および -sZLIB_INCLUDE, -sZLIB_LIBPATH でパスを指定します。さらに、ライブラリ名をデフォルトのもの (libbz2 と zdll) から変更したい場合は -sBZIP2_BINARY と -sZLIB_BINARY を指定します。
Boost.MPI を有効化するには bjam に --with-mpi を指定します。
Boost.Regex で Unicode を有効化するためには、ICU ライブラリが必要です。bjan に -sICU_PATH で ICU ライブラリがインストールされているルートディレクトリを指定します。
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