2010年12月31日金曜日

WDDM によるタイムアウトの検出と GPU の回復

http://www.microsoft.com/japan/whdc/device/display/wddm_timeout.mspx

レジストリ キー

下記のレジストリ キーは、テスト目的のみのために記載されています。テストまたはデバッグ目的以外では、いかなるアプリケーションによっても、これらのレジストリ キーが操作されることがないようにしてください。

TDR 関連のレジストリ キーは、HKLM\System\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers にあります。

TdrLevel: REG_DWORD。回復の初期レベル。指定可能な値は、下記のとおりです。

TdrLevelOff (0)– 検出無効。

TdrLevelBugcheck (1) – 検出されたタイムアウトのバグ チェック (回復なしなど)。

TdrLevelRecoverVGA (2) – VGA への回復 (実装なし)。

TdrLevelRecover(3) – タイムアウト時の回復。これは既定値です。

TdrDelay: REG_DWORD。GPU がスケジューラからの回避要求を遅延できる秒数。これは、事実上のタイムアウトのしきい値です。既定値は 2 です。

TdrDdiDelay: REG_DWORD。オペレーティング システムで、スレッドがドライバーの処理を中断することが許可される秒数。指定時間以降、オペレーティング システムは、コード VIDEO_TDR_FAILURE (0x116) を含むシステムのバグ チェックを行います。既定値は 5 です。

TdrTestMode: REG_DWORD: 内部テスト用。

TdrDebugMode: REG_DWORD: TDR プロセスのデバッグ関連動作。

TDR_DEBUG_MODE_OFF (0) は、タイムアウトの調査を許可するよう、回復の前にカーネル デバッガーに割り込みます。

TDR_DEBUG_MODE_IGNORE_TIMEOUT (1) は、すべてのタイムアウトを無視します。

TDR_DEBUG_MODE_RECOVER_NO_PROMPT (2) は、デバッガーへの割り込みはせずに回復処理を実行します。これは既定値です。

TDR_DEBUG_MODE_RECOVER_UNCONDITIONAL (3) は、一部の回復条件が満たされていない場合 (連続してタイムアウトが発生した場合の回復など) も、回復処理を実行します。

TdrLimitTime: REG_DWORD (Windows Vista SP1 以降のバージョンのみ): TDR の "TdrLimitCount" 値による既定回数以内は、システムがクラッシュすることなく許可されます。

TdrLimitCount: REG_DWORD (Windows Vista SP1 以降のバージョンのみ): システムがクラッシュすることなく "TdrLimitTime" で許可される TDR (0x117) の既定値。

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